調湿・防音・断熱材セルロースファイバー
セルロースファイバーは、様々な太さの繊維が絡み合い、空気の層をつくることはもちろん、1本1本の繊維の中にも自然の空気胞が存在しているのです。この空気の存在がよりいっそう熱や音を伝えにくくします。さらに、木質繊維特有の吸放湿性で適度な湿度を保ちます。
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木にあるパルプが紙となります。 パルプの成分はセルロース、ヘミセルロース、リグニンです。 そのうち、吸放湿するのはセルロース。 |
■セルロースファイバーの市場シェア
セルロースファイバーは、安全基準に厳しい環境先進国のある欧米諸国が発祥の地で、米国の断熱材種別シェアを調べてみると最も多く使用されています。昨今の時代背景のもと、日本でもその需要が見込まれます。
![]() セルロースファイバーは、ホルムアルデヒド・VOCの放散試験において無垢の木材と同様の対象外で、F☆☆☆☆以上の安全性が認められています。 |
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![]() 木質繊維が持つ吸放湿性の効果でカビや菌の発生を防止。害虫に対しても効果があります。 |
![]() ![]() 難燃処理により、万一、火災にあったとしても延焼を防ぎ、有毒ガスの発生もありません。 |
![]() ![]() わずかの雨漏りにも大丈夫。断熱材にとって大敵の水分を弾く(撥水)処理がしてあります。 |
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製造エネルギーが小さい=CO2の排出量がダントツ少ない。 |
![]() @分類:セルロースファイバー 日本工業規格:JIS A 9523 吹込み用繊維質断熱材 A熱伝導率:0.040[W/(m・K)] 断熱材区分:C 「住宅の省エネルギー基準の解説」 財団法人 建築環境・省エネルギー機構による B透湿抵抗値:0.000645(u・s・Pa/ng) (厚さ100o) 「温熱評価研修会テキスト」 平成21年12月 一般社団法人 住宅性能評価・表示協会による |
木質繊維のセルロースファイバーは住宅内で生きています。周囲の状態に応じて水分を吸ったり吐いたりしています。この吸放湿性が適度な湿度をもたらし、結露を防ぎます。それによって、大切な建物の寿命を延ばすことにもつながります。
